ベルブランシュ初のベビーリングをお作りいただいた鳴川さまご家族。20歳の誕生日を迎えた息子・泰司くんへ、母から受け継ぐベビーリングと父から贈る腕時計に込めた、深い愛情と絆のストーリーをお届けします。
20年前の2006年2月11日。鳴川さまが病院で生まれたばかりの息子さん・泰司くんの指を赤のやわらかなモールで測り、そのサイズでオーダーくださったベビーリング。
20年の時間を見守ってきたベビーリングは、ベルブランシュが初めて制作したオーダーメイドのベビーリングであり、今、たくさんのお母さん、お父さんからオーダーいただけることになったベビーリングをつくるスタートの指輪でもあります。
先日、岡山のオフィス兼ショールームへ、鳴川さんと20歳になられた大学生の泰司くんがデザイナーのakikoに会いに足を運てくださいました。その時に聞かせていただきましたお話をご紹介します。
デザイナーakikoと鳴川さまの歩み
akiko: 「鳴川さまとは、時計をはじめブライダルリング、息子さんお二人へ未来に贈るベビーリングと時計、ご結婚10周年のときに奥さまへ贈るネックレス、ファミリーリング…たくさんの節目と時間を私たちTOMIYA、ベルブランシュはともに過ごさせていただいていますね。泰司くんが仮面ライダーのライダーベルトを着けて元気にはしゃいでいるかわいい姿が忘れられないです」
鳴川さま: 「時計は大学時代に通っていたお店の店主の影響で好きになりコレクションしています。自分とともに時を歩む機械式時計の機能と美しさ、そしてその時間に魅力を感じています。父も時計を大切にしていて、仕事の時に身に着けていたセイコーの懐中時計を私自身、譲り受けています。また父の退職の記念に、父が好きなオメガの時計をプレゼントしました。」
20年前にベビーリングを選んだ理由
Q. 20年前にベビーリング、そして15年前にブライトリングの時計を息子さんのためにオーダーくださった理由を教えてください。
鳴川さま: 「息子が大きくなるその日まで妻がアクセサリーのひとつとして身に着けられるベビーリングを贈ろうと考えました。ヨーロッパのシルバー食器のように時を重ねながら使っていけるものをという想いでした。2月の誕生石を留めてもらい、一世代先まで譲り渡していけるようにプラチナ950の地金にしました。
病院で生まれたばかりの息子の指をやわらかいモールでくるっと囲んでサイズを測った日は、小さな手が愛おしく、この手を守ろうと感じました。今でも尊く、忘れられない時間です」
5歳で選んだ未来の時計
Q. ベビーリングから5年後にオーダーくださった時計についても教えてください。
鳴川さま: 「息子が5歳のときにTOMIYAが開催していたブライトリングのバスツアーへ一緒に参加しました。小さなころから本物を見て触れていけるように。
そこで、5歳の泰司の感性で将来着ける時計を選んでもらい、彼が選んだブルーインパルスのモデルをオーダーしました。5歳はもう意思があります。自分自身の手で未来を選んでいく。そんな意味も込めてその時間を2人で過ごしました」
Q. ベビーリングと時計は20歳になったら贈ると決められていた中で、20年間、それぞれをどのようにされていましたか?
鳴川さま: 「ベビーリングは妻が身に着けてくれました。akikoさんも妻が着けている姿を会うたびに目にしていると思います。そんな風に、大切にしながら子育てをしてきました。
時計は、オーダーした息子が5歳の時に20歳の泰司へと手紙を書き、時計と一緒に倉庫へしまいました。息子へは、この時計は20歳になったら贈ると伝えて、未来の話をしながら一緒に今を過ごしてきました。」
akiko: 「子どもながらに、長い時間で物事を考えられるようになっていかれたのかもしれないですね。今日一日が長い子どもの頃に、未来のときを遠くに感じながら今を楽しんで生きてこられたのかも…と思います」
父としての20年間と、息子・泰司くんの想い
Q. 20年間はどのような思いで夫として、お父さんとして過ごされましたか?
鳴川さま: 「生きていると色々な波があって、うれしい事も大変なことも。大変だったときに父として一緒に乗り越えないといけないと考えました。未来を向いて頑張ってきました。20歳になったらプレゼントするねと息子に話していたので、それまで頑張ろう、自分の手から渡したい…そんな気持ちでした」
泰司くん: 「僕も、小さい頃はふわっとした気持ちでしたが、20歳になる3年くらい前から誕生日がくるといよいよだなと楽しみに思うようになりました」
Q. ベビーリングを手にした泰司くん、どのような気持ちですか?
泰司くん: 「ベビーリングは母から譲り受けたように感じています。母のようにペンダントとして着けようかな。アメシストなので着けやすいしデザインも気に入っています。指先に着けて見ると、こんなに小さかったのだなと、ここまで育ててもらって、ありがとうという想いが溢れてきます。」
20歳の誕生日に、時計の贈呈式へ
Q. 時計はどのようにプレゼントされましたか?
鳴川さま: 「20歳の誕生日2月11日、泰司が生まれた時刻11時29分に時計をオーダーしたTOMIYAで、20年前に書いた手紙とともに息子に時計を贈りました。akikoさんにも立ち会ってもらったんです。」
Q. 泰司くん、鳴川さん、どのような気持ちでしたか?
泰司くん: 「18歳の成人はぴんとこなくて、20歳がぼくの成人。ベビーリングはお母さん。時計はお父さん。一緒に過ごした時間をプレゼントしてもらったと思っています。両親、祖父母、曾祖父母、そして弟、大好きな家族への感謝を感じています。」
鳴川さま: 「正直、彼が大学生の今でしたら他に必要なものが沢山あってこの贈りものはできなかったかもしれません。私の時計は、実は妻からの結納返しでもらった時計なんです。同じブライトリングを時を経て息子へ贈ることができました。家族とともに歩んできた時間も、見守ってきたベビーリングも贈ることができて幸せです。ありがとう。」
お話をしてくださるお二人からは、父と子でありながら、まるで仲間のような深い絆を感じました。泰司くんは今どきの格好良い青年でありながら、とても穏やかで、私たちへの気遣いも自然で優しい、本当にすてきな方でした。 ほんの少しの時間をご一緒しただけでしたが、ご両親の深い愛情に包まれて育ってこられたことが自然と伝わってきて、その温かなご家族の空気に、私たちまで心が和みました。
鳴川さん、泰司くん、いらして下さりお話を聞かせてくださりありがとうございます。
次回は泰司くんのお父さんへ、お母さんへのお気持ちをご紹介します。
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